正直、仕事は会社のためではなく、自分のキャリアアップのため。
そう思って仕事をしている社員が何人いるかどうか?

私も自分のスキルアップのために必死でした。会社のために仕事をしているという意識はなかったです。自分を少しでも高めるために仕事をしていたような気がします。

自分のスキルアップを常に考えながら仕事をする人が社内に出て来ると、成長が早くなります。指示を出さなくても企画が上がってきます。新しい仕事が発生したら、手が上がります。「私にやらせて下さい。」と自己申告する人まで出てきます。

そうなると会社は職場環境を整えたり、諸規則を整備するだけで、後は個々人の自由な裁量に任せるだけで良くなります。特に大手企業ほど、同期のライバル意識、他部署とのライバル意識が強烈にあります。少しでも数字をやるんだという意識を持っています。また自分で独立開業しようという方も出てきます。

そのような組織にいると、必然的に意識は高くなり、上司が部下を教えるというよりも自分から上司に聞きに行ったり学ぶようになります。どんどん若い人が成長して行きます。自分の夢と目標もしっかりと作れるようになります。

仕事に対する意識が変われば、会社は大きく変わります。会社が変わろうと思っても社員が変わらないと組織は変わりません。個々人がやる気を出したり、自分のために頑張るんだという強い意識が出てこないとなかなか変わらないようです。

そういう強い意識をどうすれば社員は持ってくれるのか、それを考えることも大事かもしれません。会社のために働くという以前に、自分の将来のため、自分の夢と目標を達成させるために仕事をするという意識を持つこと。

そういう会社にしたのですが、どうすれば良いですか?
そういう社員にしたいのですが、どうすれば良いですか?
と質問・相談があります。

意識の高い社員の集団にすることが企業成長の条件のような気がします。ただし、これは誰かに教えられるものではなく、自分で気付かない限り厳しいように思います。

学生時代から夢と目標を持っていたか、あるいは会社に入って目標となるような先輩に出会ったか、または組織自体がそのような雰囲気だったか、理由は色々あると思いますが、何とか今の社員の意識を変えないといけません。

その答えはトップにあるように思います。トップがそのような意識を持って仕事をしていれば、自然と他の人も感化されます。逆に、強い意識を持っていないとこの会社でやっていけないと思うくらいになります。

今トップの役職の方も若い時に同じように強い意識を持たれていたため、今のポジションを手に入れられたと思います。自分ができていないことを他人に期待しても難しいでしょう。

強い意識を持った会社は、やはりトップが違うようです。

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