礼儀・マナーが良い。
感じが良い。
丁寧な説明でわかりやすい。
というだけでは、直接売上アップにはつながらないでしょう。

この状態は、接客業として当たり前のレベルかそれ以上のレベルであるということを示しているだけです。このことを日々繰り返していてもお客様の数が目に見えて増えたり、リピーターが極端に増えることはないです。少しずつ増えて行く可能性はありますが、急激な売上改善には結びつきづらいでしょう。

接客力アップの必要性は皆さん理解されていますが、そこからどうやって売上アップにつなげるかが大事です。

接客力というとイメージ的には、感じが良くて商品説明が上手な人をイメージされると思います。でもこれはお金を頂いて仕事をしているなら当たり前のことです。

そこからさらに売上を少しでも上げる工夫が必要となってきます。何が必要なのでしょうか?

私が飲食店様にお願いしているのは、まず今日のおすすめメニューを決めていただきます。同時に、グランドメニューとは別にA4サイズくらいのおすすめメニューを準備し、オーダーを取る時にそのおすすめメニューを提示しながら説明することを徹底化します。

お客様に、おすすめメニューから何か一品、オーダーしていただけるように説明します。

それと店内コンテストも開催します。おすすめメニューの販売個数競争を行い、1カ月カウントし月末に表彰を行います。金一封など出るとスタッフは喜びます。

また、1日のおすすめメニュー販売数を決めておき、達成すると大入り袋を支給します。これも喜ばれます。

プロの仕事というのは売上を上げることです。説明が上手であっても売上につながらないと意味がないです。

接客力をアップさせるということは、売上アップにつながっていることです。
接客態度や接客業務を覚えるだけでは接客力はアップしません。直接、どのように接客をして売上を上げるのかを教えてあげることです。

このことを理解している店長さんは、毎日が必死です。朝礼でしっかりとおすすめメニューを全スタッフに伝え、売ることを指示されます。

自分の身を守るために、一品でも売ることです。
それが接客力アップの意味だと思います。

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