業界の通例行事を当たり前のように行っている。
世の中の一般的な会社と同じレベルのことはすべてやっている。
当たり前のことを当たり前に繰り返している
どこも間違ってはいないです。

しかし、この状態が一番危険だとも言われます。普通の会社になってしまったら業績は伸びないと言われます。世の中と同じことだけをしていても業績は伸びません。

だから、クライアント先へ訪問させていただいた時にまず、「何をやられていますか?どんなことをされていますか?」ということをお聞きします。

何をやっているのか、どんなことをしているのかという意味は、業界の一般常識的なもの以外のことで実践されているもののことです。

少しでも他社と違うこと、世の中の常識とは違うことをやっていかないと業績は上向きません。

普通の会社になると抜け出すのが非常に難しくなります。規則通りに仕事をこなすだけになると出口が見えなくなってきます。

従業員の方も間違ったことはしていないのに業績が悪いとなると、世の中の景気や業界動向が悪いからだというふうに判断してしまいます。ところが業績悪化の原因は、普通の会社になってしまったことにあります。この社風・雰囲気を変えない限り、どんな施策を打ってもまた同じ状況に戻るでしょう。

特に中小企業では、普通の会社にならないこと。何か突き抜けるものを持っていたり、一般的な会社ではやらないようなことをやることです。これが社風となっていれば強いです。

具体的には、一般的な会社のような時間の概念を取っ払うことです。勤務時間外でどれだけ仕事をしたかで、成長度は決まってきます。勤務時間内の仕事をやっているだけで業績が伸びると言うことは実際ないです。口には出さなくても皆さん陰での努力が物凄いです。

それも自分のキャリアアップのために自主的に行う風土が大切です。そういう人が一人でも出て来ると会社は変わって行きます。

「うちの会社はどこにでもあるような普通の会社になったなぁ」とトップが気付きだすと業績は下降線に向かいます。その前に手を打つべきです。
普通の会社にならないために、何か一つでも変えて行かれてはと思います。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング