飲み屋さんが多いところなら何となくわかります。ところが高架下の店舗で人気店。仕事柄、なぜ売れているのか分析してみたくなります。

私もよく利用させていただていますが、かなり繁盛されています。しかし、たこ焼きは、食べたいと思ってもたこ焼きが焼けていないと買えません。仕事帰りに行ってみたり、買い物帰りに店の前を通った時に焼けていると買いますが、そうでないと素通りになります。

でも店側の方は、大量に作り置きすることはできません。よく購買される時間帯や通行量が増える時間帯を考えて作るしかない商売です。だから結構大変だと思いますし、日々いろんなことを考えて経営しないといけない商売です。

それと毎日、店の中で待っていて、声を出しても限界があります。そこから先は、店の方がどれくらい努力するかにかかっています。

そうすると、店内で作って提供するだけでなく、営業回りや簡単なチラシでポスティングを行うことが大事になってきます。小さなお店でも半径1㎞圏内にポスティングをかけておられます。

また、たこ焼きをグループで食べていただけそうな、利用していただけそうな事業所へ営業訪問をかけることです。特にたこ焼きは、万人受けします。どのような会合でもOKです。

そのための対応も大事になってきます。グループや事業所の方々が利用される場合、1件当たりの注文量が多くなります。10皿・2皿単位の注文が一気に来ると店は対応ができません。チラシや店内POPなどに「電話にて大量注文承ります。」などの告知が必要となってきます。

店前をいつも通っていただいているお客様やわざわざ買いにきてくれるお客様だけでなく、大量注文してくれるお客様をどうつかむかが大きな鍵となってきます。

大量注文が常時入るようになると、通常のたこ焼き店の売上数字を突き抜けるかもしれません。個人にグループ利用が加わることによってさらに忙しくなります。この形が理想ではと思います。

また、近隣(半径500mとか半径1㎞)に配達などを行うことも検討の余地があるかもしれません。

ただ店の中で待っているという商売は今後厳しくなると思います。少しでも間口を広げるための仕掛けが大切だと思います。

あともう一つ繁盛するための条件があります。イメージも大事!絶対に綺麗にしておくこと。そうでないと女性の方が買ってくれません。居抜きや屋台に近い商売だからと言って手を抜かないことです。

今の時代は清潔感があるのは当たり前、店員さんも小奇麗なユニフォームで接客応対されることが大事です。

たこ焼き屋さんの商売は、たこ焼きを上手に焼くことができるだけでは、大きく繁盛しない商売ではと思います。

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