親の教えを守ることが一番大切です。しかし、それでは事業を維持できないかもしれません。自分にしかできないことも考える必要があるかも・・・

偉大な親の後を引き継ぐのは大変だと思います。少しでも数字を落とさないように賢明だと思います。しかし、守ろう守ろうとすればするほど、数字は下がって行きます。守りながら新しい芽を見つけ実践に移さないといけません。

しかし、安易に新しいことに着手しても良い結果が出るかどうかはわかりません。そのため綿密な調査の元、進める必要があります。

でも皆さん同じことをおっしゃいます。「私の第一目標は、親父を超えることです。それが出来ていないのに、自分の夢を果たすことはできません」と。。。

それと悩まれることがあります。それは、順調なら変える必要がないのではないかと・・・

「武内さん、どう思われますか?」と意見を求められますが、これだけは何とも言えません。今から少しずつ変えていかなくてはならないのか、あるいは今のまま維持した方が良いのか明確な答えは出ません。

でも変えて行かなくてはならないものがあります。それは事業内容は同じでも、自分が社長になった時、社内の雰囲気をリフレッシュすることです。若社長の良さは、事業内容に手を付けるよりも若返ったことによる社内の風通しの良さです。そのことを従業員の方は一番期待されています。

雲の上の存在だった社長から、自分たちにより近い社長に変わったことに期待されています。従業員一人一人の方と面談を行い、お話を聞いてあげても良いのではないでしょうか?

親を超えるのは簡単には行かないと思います。超えようとお考えなら何年で超えられますか?その具体的な経営数値と目標数値は決まっていますか?このことをスケジュール化されていますか?

二世の方には失礼かもしれませんが、親を超えた時、初めて一人前と認められます。焦らず、目標を明確に持って夢を達成されてはと思います。

親を超えることができれば、後は比較的簡単に行くそうです。だからこそ、超えなくてはならない大きな壁です。

偉大な親を超えることが、中小企業の事業承継の条件のような気がします。

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