経営と言うのは、今業績が良くて褒められ、認められてもダメだそうです。経営は連続した生き物です。ある点では、素晴らしい評価であっても未来が安定する訳でも好調を維持できる訳でもないです。

だから表彰されても浮かれないこと。逆に、そのような表彰は丁重にお断りになり、自分への戒めにされる経営者の方もおられます。新聞や雑誌取材も一切受けずに、地道に今の商売を守られている方もおられます。

浮かれた時が一番危険です。その兆候は、マスコミから声がかかったり、取り上げられたりするようになった時です。その時から、業績悪化の芽が出だしているのかもしれません。

表彰はあくまでも自己満足。表彰と経営状況とうのは一致しません。

マスコミで取り上げられたためにおかしくなった会社や店をよく見ます。背伸びしなくても今の経営を地道に続けておられれば良いのですが、少し色気が出て来るのでしょうか?

未来永劫繁盛店、一流企業であり続けることは至難の業です。ところがそのような店や企業が世の中にあるのも事実です。そのようなところの特徴は、大きく外へ宣伝はしない。自ら売り込むようなことはしない。自分の店や会社の評判よりも商品・サービスやお客様満足を先に考えられます。それが損なわれるようなことは、絶対にされません。

評判が良くなって来た時は、要注意の信号が出ている時かもしれません。何気なく受けた取材などから、想定外の顧客が増えてしまうということもあります。一時的には売上につながりますが、その後、既存の上顧客の方への対応が疎かになり逃がしてしまう可能性もあります。

注目されている時と言うのは誰しもうれしいことですが、そこには落とし穴があるかもしれないことを認識して対応することが大事だと思います。

社長室の表彰状がたくさんあってもそれは過去のものです。表彰される以上に大事なものがあるはずです。

お客様や従業員のことを最優先に考えた場合、どうすれば良いのか、何を守って行けば良いのか、そのことを真剣に考えながら経営することが大事なのでしょう。

業績が良くなってくると周りから注目され出します。必ず、注意して自分のポリシーを持って対応されてはと思います。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング