会議やミーティングで指示されたことでも納得が行かなかったり、自分の中で成果が見えないとやる気が出ないものです。

外部研修やセミナーでも同じだと思います。当たり前のことを当たり前にやることが主テーマのセミナーって、参加する方からすると魅力に欠けます。トップの方は基礎から学ばせたいと、参加申し込みをされるのだと思いますが、本人の思いとは違っている場合があります。

何かをすることによって、どうなるのか?どういう成果が期待できるのか?を見せてあげることが大切だと思います。

ただやりなさい、参加しなさいではモチベーションが上がらないでしょう。やること、参加することに意義があるのではなく、やはり成果や結果が大事です。

本人が理解・納得していないものをそのまま進めても成果は出ないと思います。

仮説でも良いので、やることによってどういうことが期待できるのか、それを説明することが大事です。逆に成果や結果が見えていない段階で従業員に指示を出しても期待したものは出てきません。

指示される方も自分なりに成果や結果が見えた時、それを部下の方に伝えるのが良いと思います。

何でもやればよいと言う訳ではないです。各従業員の方も自由意思を持っています。自分の中で理解しているかどうかを判断されます。

会社や上から無理矢理、指示されたものはあまり受け付けたくないです。特に業績が悪化している場合など、何を先にやるのか、優先順位を付けて取り組むことが大切です。

それと、従業員の理解を得られないものは極力やらない方が良いと思います。モチベーションも上がらず、良い報告も上がってこなくて、社長は怒り出します。「何を勉強して来たんだ!」「私の指示通りになっていないじゃないか!」
とこんな声が聞こえてきそうです。

しかし、「成果が見えないものに対しては努力したくない」というのが従業員の本音です。お客様や取引先の方に理解していただく前に、自社の従業員の理解・納得が必要です。

従業員の理解がないと前に進まない時代になったと思われた方が良いかもしれません。

常に仮説を立てて、会社の夢と目標がそれに連動していることを説明することが大切なような気がします。

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