クラインアントの利益の次は、業界に貢献できること。何かあれば、業界を守ることのできる人、それが理想ではと思います。

コンサルタントが言ってはいけない言葉に、「業界動向が悪いから・・・」というのがあります。どう分析しても業界が悪いと言いたくなっても、言ってはいけません。

業界動向が悪くなって、苦戦しているからこそ依頼や相談が来るのだと思います。その時、視点を依頼主のクライアント企業だけに置くのではなく、業界をどうやって活性化させるかという視点に置くことが大切だそうです。

それに業界批判を繰り返すような方に同調したり、否定的なことを言ったりしてはいけません。少しでも業界が良くなる方向に向かっての提案が必要だと思います。

なぜかと言いますと、今の世の中で景気の良い業界というのは、ほとんどないに等しいくらいです。その中で生き残っていかなくてはなりません。

個店ベースで色々策を打つだけでなく、業界が活性化されるような動きも必要です。そのような動きが実際にできなくても、頭の中で考えたり、発想することが大事だと思います。

一企業の動きから、業界全体へ波及できるような仕掛けがあれば理想的です。
そんなに簡単に行かないのもわかっていますが、コンサルタントの仕事は批評家でも評論家でもないです。

現実の企業の中に入りいろんな改善を行っていく業務が主です。当然、依頼主からの要望・希望に添えるように動くことが一番ですが、その先が見れているかどうかで違ってくるように思います。

業界に対する提言もできるように力を付けることが大事です。そう言った仕事をしてみたいとか、志を持ちなさいとよく言われました。

視野を広げて考えたり、見ることが自分を成長させます。忙しい時には、クライアントの状況に付きっきりですが、業界全体のことを考える余裕を持ちなさいと注意されたのを覚えています。

本物のコンサルタントとは、業界を盛り上げることのできる人を言うのでしょう。少しでも近づきたいと思います。

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