売上の目標や計画はありますが、資本金の目標・計画はあるでしょうか?
自己資本比率を高める努力をされていますか?

ほとんどの企業が、創業当時のままになっています。それに自社の資本金っていくらだったかなぁと決算書を読み返されます。起業・開業するのに精一杯で資本金の額についてはあまり意識が行かないものです。潰さないことが大事であり、売上や粗利などの経営数値のチェック・確認で頭がいっぱいになります。

しかし、力のある企業と判断されるには、資本金は1億円ないと認められないという方もおられます。売上目標も大事ですが、資本金をどうやって増やして行くかを真剣に考えられます。

売上や利益は世の中の状況や業界動向で違ってくるため、単純に企業規模や企業の力を表しているかどうかはわかりません。逆に資本金の額を、毎年増やしたり、減らしたりという企業は少ないと思います。

利益を出して、資本を充実させる経営を行っているかどか、内部留保できている企業であるかどうかが大事です。

利益を出しても返済に充てたり、配当を行ったり、再投資に回したりと、実際のところ余裕はなかなか出てこないものです。

だからこそ、一流企業の仲間入りをするためには、資本を充実させることが大事だと言われます。起業された時から、資本金の額は増えていますでしょうか?

資本金を増やすという発想は経営者でないとできないと思います。安定した企業を目指すなら資本の充実をどうやって行って行くのか、その計画も実は大事です。余裕ができればそうしたいと思っていますという方が多いと思います。

売上計画はあっても資本計画というのは難しいようです。でも一流の経営者ほど売上や利益の話はされず、資本の話をされます。潰れない会社にするための一番の方策なのでしょう。

会社を大きくしたいのなら、資本金を1億円にする計画作りも必要だと思います。実際にはそれくらい資本金がないと、企業とは言えないのかもしれません。

中長期経営計画書の中にも売上計画や利益計画などはありますが、資本計画が入っているところは少ないと思います。資本計画を積極的に行うことができるようになると力が付いた証拠だと思います。

資本についての目標や考え方、具体的な計画について、もう少し考えて行かなくてはいけないのではないでしょうか?

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