若手の方の参加は大賛成です。今までの自分の仕事環境とは違った方との出会いがあり、いろいろ勉強になると思います。特に、社内の方や同業の方とのお付き合いが多い方は、異業種交流会などに参加されて、新しい人脈を作られてはと思います。

一方、通常異業種交流会に参加されたいと思っておられる方は、マッチングを希望されています。現状の仕事の壁を感じられ、少しでもヒントになったり、突破口になるようなものがないかとお探しです。

その一つが異業種交流会です。大きな期待を寄せて参加される方もおられるのではないでしょうか?

ところが実際には、マッチング件数が多くないようです。理由は、売り手と買い手の数が上手く行っていないからだと思います。皆が皆、自分にメリットになるような相手はいないかと探しても難しいと思います。

3~10分程度の持ち時間をいただき、自社アピールしても聞く方はよくわからないですし、説明不足のまま終わってしまいます。

それに会ってすぐに仕事の話をすると言う人も少ないでしょう。何回も何十回も参加されて徐々に人の輪を広げて行って、少しずつ紹介案件が増えて行くものだと思います。

参加すれば、美味しいネタがあるということはないと思います。その期待の大きさから、1回で決断される方もおられるようです。

自分の仕事に活かしたいと思う気持ちはわかりますが、事業のマッチングを最優先に考えた集まりではないと思います。情報交換から始まり、徐々にお付き合いの関係が深くなって行き、知人から友人、友人から頼れる人に変わって行くものだと思います。

功を焦って参加しても期待通りの成果や結果は出ません。いろんなところに顔を出して少しずつ人の輪を広げて行くというところに主眼を置かれてはどうでしょうか?

異業種交流会に行ってもなかなか仕事の話やマッチングの話にならないとおっしゃる方がおられますが、焦らずにじっくりと攻めることが大切だと思います。

それと気になるのは、単なる集まりになっている異業種交流会です。何かテーマがあってそれに関する企業や人の発表になっていないと焦点がぼやけてくると思います。

毎回テーマがあり、異業種交流会の本当の意味合いと将来について明確になっているものが理想的だと思います。

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