安いことが一番の戦略になっている時こそ、高付加価値・高単価商品を作る時だとよく言われます。少しでも景気が回復の兆しを見せると、今まで安さを前面に出していた企業や店が苦戦し出します。それにいつまでも安さだけでは満足されません。

また景気は低迷していても高付加価値商品を求めておられる客層が必ずあります。そのような方々への提案ができているかどうかも大きな課題ではないでしょうか?

景気が低迷している時は、次の好景気の準備が必要だと言われます。今回の場合、はっきりと好景気が見える状態にはならないかもしれませんが、良くなる兆候は見えてくるかもしれません。

そのための前準備が大切です。安く提供するだけでなく、お客様が納得するような高付加価値商品を作れるかどうかが鍵です。

企業としては、どのような状況下にあっても高付加価値商品づくりが大切です。それも業界の常識を覆すような高単価商品にチャレンジすることです。

売れる、売れないという視点で考えるのではなく、チャレンジするという視点を持つことです。高付加価値商品の開発を行うことは、企業や店にとって大きな力となります。

不況を打破するにはやはり新商品開発が必要です。それも今までとは違った視点で作られた商品が出て来ることを期待します。

この商品開発における意欲の差が、景気回復時に大きな差となって表れてきます。例えば、毎月商品開発会議を行っていますでしょうか?

いきなり作ろうと思ってもなかなか良いものはできないです。日々研究を重ねて初めて理想に近いものが出来上がって行きます。

大手ファストフード店もこの高付加価値商品を起爆剤として、見事復活されています。

安さに頼った経営は長続きしないと言われます。安さを徹底的に志向するなら、社内の仕組み自体も変化させて行かなくてはなりません。その仕組みづくも限界があります。

安さの次は、高付加価値・高単価商品の波がやって来ます。常に高付加価値商品を作り続けることが企業や店を強くするための経営戦略につながるのではと思います。

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