やはり大手企業との一番の違いは企画の数だと思います。誰に指示をされる訳でもなく、自分のやってみたいことを企画書にして提出されます。会社から、上司から期限を切って企画書作成を依頼しなくても出てきます。

会社を自分が成長するための糧の一つとして上手に活用されているように見えます。企画書を作るのは当たり前の世界になっています。自分を磨いて、少しでもやりたいことをやってみたいという気持ちが前面に出ています。

それと同期入社の方との良いライバル関係もあると思います。同期で誰が一番早く出世するか、その競争も良い方法に働いていると思います。

ところが中小企業では、この企画がなかなか上がってきません。指示を出さないと作らない。あるいは期限を切っても出さないということが起こっているようです。

今の仕事で手一杯。できれば、余計な仕事は増やしたくない。という思いが強いようです。

会社に安定だけを求めるようになると、人は成長しなくなると思います。個々人の成長なくして会社の成長はないです。

また、企画を出しても却下されるのが嫌だとか、実施されないんだったら作りたくないとう意見も出てきます。でも企画が出来上がったからと言って、そのまま会社が実施するということはないです。あらゆる角度から検討を重ねて、会社の幹部が決めることです。

一個人の社員の方が作られたものをそのまま実施するというような甘い世界ではないです。

企画書は自分を磨くための手段です。常にいろんなことを考えながら企画にまとめ上げることがいつか役に立ってきます。

成果や結果を求めている訳ではないです。企画書作成は、そのプロセスを大事にして欲しいからです。

常に考えて仕事をする癖付けや自分を成長させるための時間を自分で作ることができるようにすることが大事です。

社員が企画を考えながら仕事をするようになると、社内の活気が変わってきます。安定志向の社員を生まないためにも企画の大切さを伝える必要がありそうです。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング