目先の売上だけでなく、将来のことを見据えたドラスティックな改革提案が大事。今を凌げば何とか大丈夫?これでは限界があると思います。あまり先のことは見たくない、考えたくないというのもわかりますが、それでは本来の改革になっていないのではないでしょうか?

もっと大きな視野で物事を捉えることが大事だと思うことがあります。3年後、5年後のあるべき姿を想像したり、考えたりした中で、今をどうするかという組み立てが必要だと思います。

延命策だけでは解決策にはならないのでは?

たまに凄い経営者の方がおられます。今の状態は我々でなんとか維持できるか、少し下がるくらいだが、将来のことを考えるともっと大きな改革提案をして欲しいとおっしゃいます。

3年~5年くらいなら、今の事業を維持できるとお考えなのでしょう。しかし、そこから先が見えず、不安になっているのだと思います。単一事業で何十年も利益を出し続けることが、徐々に難しくなっています。

常に新しい事業や大幅な改革が必要になってきます。そのヒントとなるものをお探しです。でもこの視点が非常に大事だと思います。

今を乗り切ることは過去の経験で出来ますが、将来を見据えた事業の再構築はなかなかできません。大きな赤字が続いているならば、思い切ってやることも
できますが、少しずつ赤字が出ている状態では、踏ん切りが付きません。

新事業や新業態が軌道に乗っても10年くらい。成功したと思って胡坐をかいていると必ず危機的な状況がやってきます。

この商売が当たるだろうと思って修行に出された息子さんが帰って来て、新規事業を立ち上げ成功しても、競争が激化したり、事業自体が成熟期を迎えたりすることもあります。

これで大丈夫だろうということはないです。変化し続けることと、生き残るための新しい事業の芽を探し続けないといけないように思います。

延命策だけでなく、抜本的な改革がますます大事になってきそうな気がします。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング