お節料理を止めたい!
周りがやっているので・・・それでスタート?
年末・年始の企画は、おせちでないといけないのでしょうか?

どの店へ訪問させていただいても現場からはお節料理を止めたいという意見が出てきます。年末の作業がたいへんなのと、数字が読めないからです。また、目標数を販売するためには、関係各社の方に無理をお願いしたり、自分で購入しないとノルマが達成できないとよくおっしゃいます。

お節料理の配達が終わると、1年が終了。体を休めることもなく、年始からまた仕事。特に年末は、お節料理の仕込みで徹夜の連続という方もおられます。

会社が明確な方針を出して、お節料理を作らないと、不平・不満が溜まるだけです。

周りがお節料理を始めたので、自社も自店もやってみようという安易な計画ではいずれ厳しくなります。日ごろのお客様への還元のためとか、年末の売上をお節料理でカバーしようとか、何らかの目的が必要です。

クリスマスが終わると、後は売上がそれほどないので、お節料理の売上を何とかプラスしたいと思っているかもしれません。しかし、お節料理は通常営業とは違い、販促活動が必要で、営業しないと売れない商品です。何もしないでもいつも同じ数だけさばけるという店もあるかもしれませんが、稀だと思います。

お節料理の議論以前に、年末年始の売上アップ対策が必要ではないでしょうか。年末にお客様に来ていただく企画や年始に力を入れるなど、方法論を考え直しても良いのではと思います。

どうも無理をして、継続しているところが多くなっているような気がします。クリスマスが終われば、割引率を徐々に上げて行く企画で集客力を図ったり、
年末に売上を取ることが難しいなら、年始からお客様にご利用いただける企画を組むのも一案です。

お節料理を継続するのであれば、実施する理由と目標数値を明確にすべきです。
また現場からお節料理を止めたいという意見が出てくれば、お節料理の売上に見合う企画を必ず出してもらってはと思います。

安易に実施している企画、そろそろ見直す時期に来ていると思います。お節料理を止めても客数は減らないと思います。ただし、お節料理の売上を別の企画で穴埋めしないといけません。

ある企画を止める場合、それに見合う売上を作れることが条件です。そのことを含めて、企画催事の大掃除、検討してみる必要がありそうです。


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