最近また新聞折り込みチラシの数が増えてきているように思います。大手チェーン店でもポスティングを実施されるくらいです。それだけ厳しいのでしょうか?

販促についてはいつも議論になります。やるべきなのか、止めるべきなのか?
世の中の状況や業界動向によっても対策は異なります。一概に、何が答えなのかは言えませんが、検討すべき一番の課題であることは確かです。

状況から判断すると、短期的には必要、長期的には?といった感じです。

今どうしても数字が欲しいということであれば少しでも経費をかけて販促を打つべきではと思います。それも出来る限り効率的な方法を考えるべきです。また、実施されるなら今までと同じでは効果が薄く、思い切った企画が必要ではと思います。

ただし、販促に頼りすぎると利益率を下げるだけです。もし実施されてもいつまでやるのかを明確に決めておくべきです。例えば、目標月商や実施月などです。数字が悪いからと言ってダラダラ行っていたり、さらに悪化したので追加で打つということをすると、本当に粗利が下がります。

一時的にお客様の足をどうしても引きつける必要があるというのはわかりますが、お客様が逃げていった原因をつかんでおられるでしょうか?

もう昔のように安易にチラシを撒いたからといって数字に表れるということはないです。中身も以前に比べて充実させておくことが大事です。

理想は、中身を整えた上で、一気に販促を使ってお客様に知っていただくという手順です。これがどうも逆になっているような気がします。苦しいから販促に頼るという悪循環になっています。

できれば販促費は削減したいというのが本音だと思います。しかし、現状を考えるとそうも行きません。あるいは、長期的には減らして行きたいという希望もあると思います。

無販促で経営なさっている方も実際おられますが、それは稀です。経営上、ある程度は販促費を見込んでおき、厳しくなった時には、販促費を削減して利益を出すというような柔軟な体制が必要ではと思います。

繰り返しですが、昔と同じような販促では当たらないでしょう。販促企画と同時に、中を強くする仕組みづくりと体制が出来上がった時初めて成果を上げるのではと思います。

販促に頼るのではなく、販促は手段として考えることが大事ではないでしょうか?

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