それでも業績に影響しないのなら良いですが・・・
しかし、少々心配。

そんなに数字を隠して何か良いことがあるのかなぁと正直思います。他人には一切見せたくないという方がおられます。

その方のお考えですから見せなくても良いのかもしれませんが、診てもらってアドバイスを受けた方が得だと思います。

自分の体を自分で診ることができないのと同じように、自分の会社を自分で客観的に診断するのは難しいものです。自分で悪いと思っているところや良いと思っているところが、果たして業界平均の数値や世の中の流れと比してどうなのか、甘い判断になっていないのかそれを見極めることが大切だと思います。

でも規模が大きくなってくると必然的に公開しないといけないですし、税理士の先生に隠す訳にもいかないと思います。だから少しずつ公開度を上げて行くことも会社を正常な状態に保つために必要なことだとお考えになられてはと思うのですが・・・

非公開型の会社になると社内がぎくしゃくします。皆、言わないとか、隠そうとする体質が生まれます。外部の方にそのような姿勢でお付き合いをしていると鮮度の良い情報が入ってこなくなります。

会社の経営状況を判断するのは、公開度だと思います。組織上どこまで経営数値を公開し目標設定しているか、それが大事です。

それに隠そうとしてもわかります。外部の業者の方の方が自社の経営状態を知っておられる場合だってあります。仕入れ量・金額が少なくなれば、必然的に苦しいことはわかってしまいます。

だからいつもクライアント先では、極力、現場の方に現状の数値を公開して下さいと言っています。それを理解していただかない限り、前に進まず、変な誤解を生みますからとお願いしています。

非公開から誤解が生じます。あらぬ方向に話が言っている場合も出てきます。毅然とした態度で経営をするには、出来る限り公開して、誰が見てもわかる状態が良いと思います。

悪い時も隠さず、どれだけ悪いのかを明確にされた方が後々良いと思います。
企業は今、公開度が求められているような気がします。

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