私のような若造にはまだまだ理解できませんが・・・
はっきりとされた方が良いのではと思う時もありますが、最近は少し見方が変わってきています。なるほど、この方はどこか意図的に相手に本音を見せないように工夫されているのではと思うからです。

実は、はっきり白黒を付けて話す方が簡単です。誰にでもできると思います。しかし、こちらに腹を見せずに、探られないように話を進めるのは意外と難しいものです。

どこか意図的に出来が悪いように見せたり、抜けているように見せる。
相手に尻尾をつかませない生き方。
商売上では、これも有りかなぁと思います。

賢く見せるよりも抜けているように見せる方が難しいです。いつもノラリクラリ。

ご本人は意図的になされているかどうかはわかりません。しかし、それが結果的に良い方向に向いているのなら得だと思います。

すべてにおいてはっきりとしゃべらないといけないというものでもないです。相手を見ながら上手に付き合って行くことも大切なようです。

おそらくそれがプロの経営者の域なのではと思います。本音で話したくても話せない場面が経営上ではあります。それを上手に生き抜いていくための術なのかもしれません。

この当たりのことは本には書いていません。誰かに教えてもらうものでもないです。自分で少しずつ気付きながら、勉強して行くしかないです。

最初から相手を信じてしまっては良くないとアドバイスいただく方もおられます。こっちが本音で語ったからといって相手も同じように話してくれるかどうかは別です。

経営者は相手に心を許すと負けだとも言われます。常に良い緊張感を持ちながら、お付き合いして行くことが大事です。

私には到底無理な世界ですが、一流の経営者の方々の所作から学ばせていただきたいと思います。

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