会社と言うのは面白いもので、能力が高い人、頭が良い人が結果や成果を出すとは限らないようです。ところが能力が発揮できていない、このような人を活かすことが業績アップにつながります。

それでまず、やり方がまずいのか、本人の意識の問題なのか、原因究明が必要です。いきなり本音は出てこないと思いますが、本人の考えていることを把握してあげる必要があります。

ただし一つ言えることは、成果を上げれなくて苦戦されている方は、人間関係が上手でないという特徴があります。自分から組織の中に飛び込んで行ったり、素直に何でも吸収すると言う姿勢にやや欠けている場合があります。

環境を変えてあげるのも良いかもしれません。自分からは言い出せない方もおられると思います。入社して5年以上も経過して、本人の能力が発揮できていないのなら、本音で一度話し合う必要があると思います。

今後どうしたいのか、どうなりたいのか、まず希望を聞いてあげてはいかがでしょうか?向いていない部署や仕事をしているのなら、移動も検討しないといけません。

そうではなく、個人的に何らかの問題を抱えているかもしれません。同僚や上司、仲間との人間関係が上手く行っていないこともあります。

どんなに優秀な人を募集採用しても活かせないと意味がないです。逆に、今在籍している従業員すべてを活かすことを考えませんでしょうか?

では具体的な処方箋は?
中小企業であれば、全従業員と最低年1回、社長が面談することです。それが社長の仕事です。数分でも良いので、社長室に呼んで話を聞いてあげることです。そうすると胸のつかえがスーッとするものです。

しかし、従業員数が100名を超えると総務部や人事部が対応しないといけないでしょう。

大事なことは、本音で話ができる人が社内にいるかどうかということです。本音で話す人がいないから本人は悩んでいます。

人に話を聞いてもらわないと解決策は出てこないと思います。簡単なようですが、意外とそこで止まっている方が多いように思います。

社内を見渡して実力を発揮していそうにない人を見つけ活かすことが会社の使命です。

それと能力や頭の良さだけでは社会では通用しないことも教えてあげられてはと思います。

企業は商品やサービス以上に人のことで大きな問題を抱えています。それを解消する努力を怠らないこと。それが業績回復のきっかけになるかもしれません。

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