特に対策を打った訳でもなく、表面上の数字だけが良い。このような現象がたまに起こります。しかし、最も危険な症状です。数字が良いからと現場は安心感に浸っています。このままの状態を維持すれば大丈夫だろうと思ってしまいます。

数字に偶然はないはずです。少しでも良くなったのであればその原因を突き止めるべきです。原因追究ができないのなら、逆のことも起こり得ます。数字が悪くなった時の理由がわからないということも出てきます。

「今月は、はっきりした理由はわからないのですが数字は良いです。」という報告を受けると、危険な症状が出てきているかなぁと判断します。

数字が上がっていたら何でも良いという訳ではないです。事業は継続している訳ですから、良い時も悪い時も必ずあります。その理由や原因を突き止めて、次に活かすことが大事です。

だからあいまいな返事や回答をする方は要注意です。理由が述べれないと意味がないです。

たまたまとか偶然は何度も続きません。おそらく1カ月か長くて3カ月くらいでしょう。それに、報告書に「たまたま」とか「偶然」という言葉は書けません。

分析を行ってその理由を見つける癖付けが大事です。結果オーライが一番怖いです。プロセスの分析を行わない限り、安定した成長はないと言われます。

偶然に期待することはできません。来月はどうなるのでしょうか?
何もせずにいると、来月から数字は落ちると思います。

だから偶然は評価の対象にはなりません。それと今の時代、単月で評価するのは難しいです。いろんな諸事情が絡んできますので、3か月通算でどうなのかを計る必要があると思います。

偶然という言葉が社内から消え去った時、会社が成長しているのかもしれません。

数字については、あいまいな返事が返ってこないように厳しく指導されてはと思います。

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