企業訪問させていただきますと、最後に必ず「Web担当者の方はおられますか?ネット関連の業務はどうされていますか?」と質問させていただいています。

担当者がおられ、ホームページ制作やその他ネット関連の作業をされているかどうかを確認します。

担当者がおられるというのが良いかどうか?そこで考え方が分かれてきます。昔は外部へ出していましたが、今はすべて社内でやっていますというところも多いと思います。経費を抑えるために内製化をすすめる。当然のことだと思います。

ただし、内製化をすすめると一つの課題が出てきます。出来上がって来たものに対して意見を言ったり、修正をお願いするということが難しいということです。一所懸命制作された方に対して失礼ではとか、私たちはプロではないので制作者の方に意見が言えないといったことが出てきます。

また、外部へお願いすると期日も詰めてお願いができますが、社内ではそれほどきつく言えない環境があると思います。

それなら、外部の方へお願いして、自由に意見が言える環境で行った方が良いのではという案が出てきます。それとネットの世界は進化が速いです。その速さに社内の担当者の方が対応できるかどうかという問題も発生してきます。

経費と言っても内製化すると人件費はかかります。現状の仕事をこなしながら、手の空いた時にネットの作業をするといったことは実際問題難しいと思います。片手間にできるものではないです。

担当者の方の負担が増え、プレッシャーがきつくなって行きます。それに今後、ネットをどう考えているのか、会社としての方向性と判断が必要です。強化するならそれなりのプランが必要です。

中途半端にならないように気を付けられた方が良いと思います。

それともう一つ、悲しい現実があります。「社内でネット関連に興味のある若手はいないですか?」とお聞きして、「いませんねぇ」という答えが返って来ると少しさびしくなります。

興味がない?
若い方ほど、今後の自分の将来のことを考え、身に付けられた方が良いのではと思います。

社内でやるにしても社外に委託するにしても興味は持って、皆が勉強しないといけないと思います。

後注意点は、任せっ切りというのだけは避けられて下さい。

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