安く売ることには弊害が伴います。

リピーターにはならない。
ブランドが落ちる。
少々の値引きでは反応しなくなる。
といった様々なマイナス面の影響が必ず出てきます。

時間限定で行っても同じです。お客様は、その価格になるのを待っています。それと一度その商品やサービスを購入された方は、次は別の商品・サービスに行かれます。リピーターや固定客にはなりづらいです。

でもプラス面もあります。在庫の処分や空き時間の販売と言った面では良いと思います。

安くするには、目的が必要です。ただし、すべてが上手く行くのではという安易な期待感は持たない方が良いのではと思います。

安くすることがきっかけで、そこから客数が大幅に伸びても今度は利益が取れなくなります。また、安くする企画を打ち続けると麻薬のようになり、店や会社が麻痺してきます。

マイナス面とプラス面を比較してどうなのか検討する余地がありそうです。

また安く出すと、企業イメージが崩れる場合もあります。お客様からしても期待以上のものは提供してもらえないのではという不安感も募ります。

それに定価で買われたお客様に対しては、大きな不振感が出てきます。定価で買われたお客様も後から知って納得の行く形で販売できていることが理想です。

でもそこまで細部に渡って注意して販売するというのは現実的に難しいものです。

弊害はわかっていてもやらないといけない状況もあると思います。そういう時には思い切った策が必要かもしれませんが、でも慎重に進めるべき課題です。

いろんなところから成功していると言う情報が入ってきます。しかし、その成功というのは同業者すべてでもなく、成功率が高い訳でもないです。成功された方のみの情報です。

ということは同じような結果が出るかどうかは別だと言うことです。
情報は良いことしか伝わってきません。その裏側にある失敗や努力を見てからでないと一歩前に出ることはできないのではないでしょうか?

くれぐれも安く売ることの弊害、考えてから実施されてはと思います。

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