口頭でいくら我々コンサルタントが言ったり、評価しても周りは信じてくれないものです。変わったという証明が必要です。

企業再生の局面でもよくあります。銀行に対しても、変わったという証を示さないと継続支援が難しくなる場合があります。再生の段階でどれだけ変わったのか、その度合いを押し図られています。

人も同じで、変わったという証が成長と認められ、昇進昇格につながります。
というとことは、変わったという証になるようなものを残して行くこと大事かもしれないと思います。

ただ頑張っているだけではダメで、それが書面などで見て取れるようにしておくことです。

何がどう変わったのか、それを示すものを要求されることもあります。そのための手続きとしては、プロセスの変化を綴って行くことです。また、目標値や基準値の比較を行った上で書面に落とし込んで行くことです。

他人を気にして生きたくないという方もおられるかもしれませんが、ビジネスでは大事なことだと認識された方が良いと思います。事業においては、他人に認めてもらうことが成長や成功につながります。

意識が変わったと言っても客観的なデータで示すことはできません。逆にデータ化しやすいもので示すのが良いかもしれません。

変わるということが掛け声で終わらないように、何を変えるのか目標設定も大事でしょう。

変わったというデータや書面が出て来た時は、もう成長したという結果が出ています。変化の記録を大切にしながら、モチベーションを徐々に高めて行く作業が必要です。

それと従業員全員がもう一段高いところを目指して変わってやろうという意欲が大切です。その気持ちを持ち続けさせることができるかどうか、それが鍵になってきます。

「あの会社変わったなぁ」と他人に言ってもらい、認めてもらうこと。
それが一番の評価ではないでしょうか。

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