皆、謳い文句は、「こうやれば伸びる」というキャッチフレーズばかりです。
時代の変化の兆しを読めないといけないと思います。

今は単純に伸ばす以上に、どうやって縮小していくかが大事です。業界動向やマーケット的にも将来が見えていなかったり、後継者がいないのであればどこかで止める算段が必要になってきます。

赤字続きで利益が出ない、出る見込みのない事業にしがみ付いていてもしようがないです。倒産・廃業は嫌だ!新聞に載りたくないというのはわかりますが、現実問題として、どこかでクローズすることを考えて置かないと、最悪のことが起こる可能性があります。

業務改善を行っても10%も伸びないのが現実です。たまたまいろんな要素が絡み合って上手く行く場合もありますが、可能性は低いかもしれません。

将来が不安のまま、出口が見つからないままでダラダラと事業継続をしている状態が良くないです。いつか業界動向が昔のように良くなってくれれば、自社も回復するのになぁという甘い考えは捨てて、前を向いて次のあるべき姿を考えるべきではと思います。

それと伸ばすよりも難しいのが撤退。行き詰ってから撤退という場合が多いようですが、計画的に撤退を経営計画の中に折り込むことも大事です。

この数字を下回ったら撤退しようというラインを決めておくことです。また撤退の手順についてもやったことがないのでわからないことだらけだと思います。プロの方のアドバイスや支援を受けながら上手に実行されることがおすすめです。

「撤退戦略のセミナー」ってないのでしょうか?個人的にも受講してみたいです。経営コンサルタントの仕事も基本的には、業績アップのお手伝いがほとんどです。しかし、今見えているのは、撤退ビジネスが主流になって来るのではということです。

企業は創業した瞬間、どこかで撤退しなければならないということも事実です。100年企業というのは、ほんのほんのわずか。

未来を考えてみませんでしょうか?
どういう形で終わらさせるのか、それも大事な決断だと思います。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング