一度や二度ではない方もおられます。
それに一度危機的な状況に陥った経験のある方は要注意です。また同じような危機がやってくるからです。

経営者の方から教えていただいたのは、「死ぬまでに、3回は倒産の危機が来る!」ということです。

外部環境の大きな変化や内部環境の不整備によって必ず、誰しもが経験することだとおっしゃいます。

順調に右肩上がりで終了ということはないようです。でも大きな危機ではなく小難で乗り切る方もおられます。

どこが違うのでしょうか?
真面目に皆さん経営されています。収益が上がっていても倒産の危機は訪れます。理由は、過度の投資と不採算部門の未整理に尽きます。何とかなるだろうと、大手術しなくてはいけない状態まで手を付けない。外部からのアドバイスでやっと気付くということが多いようです。

常に部門別の損益を出し、どの数値になれば撤退なのか決めておくことです。経営者としては一旦作ったものを止めるというのは一番つらいことですが、これが危機から守る一番の術です。

また、過度の投資が原因となっています。身の丈以上の投資をし、会社がおかしくなったところを何十社も見てきています。決断した時は積極的な判断だったのでしょうが、回収できないまま負債となって残っています。

社員が辞めたとか、良くない行動を取ったからといって会社は潰れません。ほとんどの場合が投資と不採算部門です。

これだけは、自分が経営者になった瞬間、どう処置して行くのか、自分なりの決めごとを持っておくことです。

後、経験則で言えることは、一度金融機関の支援で再生された会社は、また同じように危機的な状況が来るということです。

それは再生できた!出口が見つかった!と思い、結局、昔の経営のやり方に戻るからです。

金融機関への改善計画書を提出した瞬間、手が止まる方がおられます。もう見直しはこれで済んだのではと錯覚されます。改善計画書以上に、シビアに判断して、止めることができる不採算部門は縮小していくべきです。

逆に、またチャンスが来たのではと拡大成長を狙われます。これではまた必ずピンチが来ます。

規模や見栄ではなく、利益を出す事に専念すべきです。利益が出るなら形は厭わないというのが良いのかもしれません。

そのことを金融機関は知っているからこそ、改善計画書の数値を厳しく作ろうとされます。

改善計画書以上の数字を出して初めて、再生です。提出や合意が卒業証明書ではないことを理解して、再スタートされるのが良いと思います。