成功談はしないこと。自慢話になります。
必ず自分はどんな失敗をしてきたのか、それを話す方が良いと言われます。私たち経営コンサルタントが講演する場合でも自分のことを話す時は失敗談しか話しません。企業の成功話は聞いていて楽しいですが、個人の成功話はやっかみが入ったりして聞きたくないものです

だから失敗から何を学んだか、それを短時間で簡潔に述べることができることが大事です。

やる気と情熱は、認めます。でもそれだけでは評価されません。相手に認めてもらうためにはどうすれば良いのか考える必要があります。

なぜ失敗談なのかというと、社会に出て失敗するのがわかっているからです。失敗からしか人は成長しないからです。これからいくつもの壁にぶち当たると思います。その失敗を乗り越えないといけません。それを超えれる力があるかどうか、気持ちの強い人を選ぶ傾向があるからです。

まず過去の自分の失敗をまとめてみて下さい。
そこからどうなったのか?どう感じたのか?自分はどう乗り越えたのか?そのプロセスや心の動きを話せると良いのではと思います。

面接時に何を話せば良いのか迷っている人もおられると思います。緊張もしています。いきなり質問されると、自分の知っている事、興味のあることを話してしまいます。

面接官からすると、自分が聞きたい内容のことを的確に答えて欲しいと思っています。面接官が聞いて、納得するような話をした方が実は得です。

面接官が聞きたいこととは?
育った環境は皆違います。ほんの数分の面接ではわかりません。ただし言えることは、社会人になるといくつもの壁に当たります。長く務めることができる強い意志を持っているかどうかを把握したいのです。

理由は、長期雇用が企業にとって一番の経費削減になるからです。入ってきてもすぐに辞められては困るからです。だから意志の強そうな人、辛抱強い人を採用したがります。

聞く方としては、どんな壁に今まで当たってきて、どうクリアしてきたのか、その話の方が面白いです。

何百人、何千人の面接をする人にとっては、出身地や学校の話を聞いてもつまらないし、飽きてきます。

人間が見えて来る話を聞いて、少しでも判断材料にしようと思っておられます。

まずは、過去の失敗、パソコンに打ち込んでみられては?
成功話だけは注意して下さい。他人が聞くとそれは自慢話になるからです。