公共のため、自然のため、地域住民のため、賛同者のため、自己満足のためにやっていても良いのでしょうか?やる人がいないからやっているというのもお聞きします。

公益のための事業は、利益が出ている時だと思います。会社の業績が悪いのに、人を割いたり、資金援助したりするのはどうかと思います。

それも社長案件の場合、誰も口出しできません。
誰かが勇気を出して提言しないとこのままでは・・・と皆思っています。

本業が苦しい時は線引きする必要があります。残すものと、すぐに止めるもの。
この判断が遅くなると、赤字幅が大きくなるだけです。

経営が苦しいのなら、他社に譲るということも考えられてはと思います。

実は社内がおかしくなっていくのは、本業の不振ではなく、本業以外のビジネスのあり方についてです。本業が悪い場合は、皆が一所懸命に頑張ります。しかし、収益を上げない事業については、やりがいや方向性が見えません。オーナーの趣味に付き合わされているかのように感じます。

赤字部門の閉鎖は簡単に決断されます。でも自分が言い出して、やりだした公共のための事業はなかなか決断できないものです。

業績が悪化し、銀行以下関係者の方にご協力をいただかない局面くらい事業運営が難しい状況なら、スッパリと止めるべきです。

利益を生まない事業ほどつらいものはないです。従業員にも説明が付きません。
業績の悪化を理由に、止められてもと思います。

外聞を気にしていては事業運営ができません。社長の仕事は、誰も出来ない決断をすることです。

この整理が一番難しいのも事実です。私も仕事柄、少しずつ毎回、お話をさせていただきます。誰も言えないことを言うのが仕事だからです

本当に早く止めて欲しいなぁと思います。プライドが大事なのか、会社が大事なのか?一番わかっている社長が悩まれるのですから、こだわりがあるのでしょう。

そのこだわりがアダとなる時もあります。
決断は早く。人のせいにしてでも良いので、早く止めてられてはと思います。