誰も皆、自分が一番大切です。時間も欲しいです。その中で、犠牲的に会社に務めることができる方がプロだと思います。

夜遅くまで残って仕事をしていることもあると思います。その文化・社風が続くと業績が大きく落ちない会社になります。

一般的な就業規則だけを守るだけではない、何かが必要です。規則通りの勤務時間で業績が上がる訳がないです。隠れた努力をどこかでされています。

いろんな企業へ訪問させていただくとこの自己犠牲を厭わない人がいるかどうかを見ています。そのような方が本当のリーダーだと思います。

単に役職が上がるだけ、自分の能力やスキルが上がるだけでは組織人の条件を満たしていないように思います。

逆に自己犠牲を厭わず努力している方を高く評価し、昇進昇格の条件とされてはと思います。

組織の中では少なくとも誰かがやらないといけません。逆に業績が大きく落ちないところは常にこのような自己犠牲できるがたくさんおられたり、常態化しています。

残業という言葉すら見当たりません。皆自分のため、自分の部の予算のために必死。なんとか数字を上げたいとか、上げるためには遅くまで残って何か習得しないといけないと思っておられます。

それに自分一人が足を引っ張ってはいけないとも思っておられます。個人としてよりも組織がまず大事。会社全体の業績が良くならないと、自分も幸せにならないと考えておられます。

誰が教える訳でもなく、組織はこのようなものなんだと自然と覚えて行きます。
ところが中小企業では、この文化がないです。実は、正直に言いますと、大手企業ほど夜遅くまで残ったり、徹夜というのは当たり前です。その修羅場を何度もくぐって来ているからこそ強いのです。

ほとんどの方が残業という手当が目的ではなく、自分の自己研鑽のためや大きな夢のためです。そうしないと、取り残されていくからです。毎年、新人や中途採用者が入ってきます。誰よりも多く仕事をこなさないと抜かれるのではという不安があります。

このような状況をくぐりぬけて一人前のプロになって行きます。まだまだ中小企業の方が甘い部分があると思います。素晴らしい組織人を必ず社内で育てて下さい。