今現在苦戦中。何か良いアイデアはないかと皆さん探されています。そのような中で検討議題に上がって来るのが、一番店の研究です。具体的には、一番店を真似ても良いかどうかの議論です。

まず、繁盛店の真似をすることは良いことです。お客様が支持されている訳ですから・・・

ところが二番店以下が一番店の真似をするとどうなるかと言いますと、一番店の人気がさらに上がることになります。安易な真似の仕方では自社をさらに苦しくするだけです。

真似るには条件があります。自社に真似る以上の何かがあるかどうかです。
真似るだけでなく、プラスアルファを訴求できるかどうかがポイントです。

そのプラスアルファについても値引きというだけでは弱いです。何らかの差別化要素が欲しいです。

しかし、何も対策を打たないよりは良いです。それに一番店と全く違うことをやって当たる可能性は低いでしょう。素直に一番店の研究から入られることがおすすめです。

マーケティングを考える場合、遡上に挙げて欲しいのは、一番店が何をやっているかです。そこからスタートしないと、全く違う方向へ話が行く場合があります。

0から企画するのは難しいものです。成功する確率も低くなります。一番店の真似は嫌だと思わず、素直にまず真似てみること。そこから少しずつ自社流を出して行くことが大切です。

奇をてらった企画は当たりません。今、人気のある企画を探して下さい。
特に若い方は、誰もやったことがないようなことをやろうとされます。そうすると会社としてはリスクが大きくなります。

リスクを少なく、確実に数字を上げるにはどうすれば良いのか、そこから議論を始められてはいかがでしょうか?

一番店の真似をすると失敗するという発想を捨てること。繁盛のヒントは一番店にあります。