実はこのような会社が一番再生が難しいです
中小企業の経営者は癖があるのが普通。個人と会社の資産や貸し借りが混同していても普通です。

悪いところを見つけ出し、一つずつ潰して行くことが再生になります。ところが社内で不正もない、社長や社長一族の方が資産を隠している訳でもなく、真面目に何十年も事業を続けてこられて苦戦されているとなると、抜本的な事業の見直しが必要になってきます。

真面目で不正がない会社ほど立て直しが難しいという現実があります。どこから手を付けるか診断しても悪いところがないのであれば、後はマーケットの問題だということになります。

マーケットが今後大きく縮小したり、または大きな投資が必要となると問題は別のところにあります。

さてさてそうなると一から見直さないと行けません。調査・診断のやり直しです。

同様の企業も多いのではないかと思います。真面目にやってきたのに、マーケットの縮小とともに業績も悪化。打つ手がないといった業種・業界の方もおられるのではないでしょうか?

こうなると、極めて難しい案件になります。事業の継続性、将来性が見えてこない状況です。

従業員の方でも同じです。真面目に頑張っているのに成果が上がっていない。そのような方こそ問題の根が深いです。

間違ったことをしていないのに、成果が上がっていない。原因は何なのか、早めに答えを出すことが大切だと思います。

マーケットが縮小しているなら、次の事業の柱を早急に見つけないと行けません。その作業を行い、事業が継続できるかどうか、ギリギリのところだと思います。

真面目だけでは経営はできないということかもしれません。近未来を予測する目がないと経営が危うくなります。

真面目な方ほど要注意!
上手に、近未来のマーケットを予測することが大事なような気がします。