業績は悪くても社内の回転率を上げることは可能です。取り組んでみられませんでしょうか?

同じ業務であっても日数や時間で換算すると、早く処理できる会社の方が当然利益が出ることになります。業務に費やす時間そのものが人件費だからです。このことを意識している会社は、一流と言えるでしょう。

例えば、大手企業になるほど、社内ルールがしっかりされています。期日を過ぎて提出されたものは受け取ってくれません。当たり前と言えば当たり前ですが・・・

ところが中小企業では、なぁなぁになっています。期日は決まっていません。提出した日が、提出期限です。それと決めごとを守れていないという悪習慣も付いているようです。

だから伝票処理が遅くて経理は締めることができません。請求書の発行がいつも遅れています。月末に従業員全員が伝票処理をして経理に提出すると経理はどうなるでしょうか?経理の方は、毎月、月末は徹夜です。

また一つ一つの業務に関する業務結果報告書も「出しなさい」と言われないと出てこない会社があります。この状態は非常に危険です。会社のルールを守らずに事業が回る訳がないです。

これらはすべて会社に対する甘えです。

大手企業は厳しくできているのに、規模の小さい中小企業がなぜできないのでしょうか?

やはり会社として毅然とした態度で厳しく従業員を躾けるべきです。野放し状態はダメです。決められたことは必ず守っていただかないと利益は出ません。

実は社内効率を上げることが業績に直結しやすいです。業績が悪化している会社は、業界動向の悪さや経営戦略・マーケティング戦略の不備以上に、この社内効率が悪化してきたというのが一番の原因です。

悪しき体質が業績を悪化させているのです。

だから是非、
日本一伝票処理の早い会社を目指して下さい!
業務結果報告書が早く出て来る会社を作って下さい!

社内回転率の早い経営を目指すことが、業績向上のきっかけになるのではと思います。