これ以外、私の頭の中では浮かびません。
人間性や真面目さ、努力度を評価して管理職に付けられたり、キャリアを積んだので管理職にされたりしていますが、少し疑問に思います。

キャリアを積んだ方は皆、管理職なのでしょうか?業務面での習熟度は高いと思いますが、それだけで良いのでしょうか?

会社がピンチになった時、無理してでも数字を作ってくれるような人が欲しいです。あるいは任された予算数字は少々ブレがあってもしっかりとやってくれる人が欲しいです。

安心感のある社員とは、数字をきっちりやってくれる方です。そのような方を管理職にされませんか?あるいは昇格の基準にされませんでしょうか?

信頼度というのは、大人の世界ですから、与えられた数字をやってくれるかどうかだと思います。このこと抜きに評価を行うと、組織が成り立たなくなります。いつまで経ってもトップや経営陣が走り回らないと数字が達成できないという悲劇が起こります。

だからいつも数字の話を中心にするようにしています。このことを理解し、数字をやってくれる人を評価したいです。

人間ですからすべての要件を満たすということはできません。それを期待する方もおかしいと思います。そうすると明確な評価軸が必要です。それが私の中では数字なのです。

「数字、頼むよ!」とお願いしたら、ほぼ間違いのない数字を作ってくれる人が一人前のプロだと思います。

数字の話ができない、やる気のない管理職の方と話していると疲れます。おそらく向こうは、私のことをうっとうしく思っているかもしれませんが、これが現実の社会です。

管理職はまず、数値の意識を高めること。与えられた数字をやろうという意識を持つこと。苦しくても何とかしてやってやろうと自分に勝つこと。

そうするといつか結果が出てきます。一度結果が出ると、そのコツがわかり、予算は常にクリアできるようになります。

自転車に乗れない子供が一度乗れ出したら、一生乗れるのと同じです。
だから予算を自分で組んで達成させることができるかどうかが鍵です。

予算に数字。
この言葉が毎日、口から出て来るようになった時、管理職の扉が開かれるような気がします。