苦労もしていないのに現象面だけを見ていては必ず失敗すると思います。
周りに羽振りの良さそうな人がおられても内実はかなり苦労されていると思います。それに今以上に、今までが苦労されてきているはずです。

表向き羽振りが良さそうに見えるまでがたいへんだったのではと思います。人には言えないような苦労をされ、自分への投資もかなりされているはずです。

コンサルタントというと簡単に誰でも出来そうですが、クライアントから信頼され、お金をいただくということがたいへんなことだということはやってみて初めてわかることだと思います。

会社の定款にもコンサルタント業務と入れるのは簡単ですが、どこから仕事をいただきますか?また、今の事業の延長線上で、コンサルタント業務もやっています、追加でこんなこともできますからいかがですかと提案しても余分にお金をいただけるかどうか?

おそらくコンサルタントではなく一業者としてあしらわれるのが普通でしょう。
この人に頼めば大丈夫だという信頼関係を気付かないと、技術や能力を自慢しても仕事の依頼は来ないでしょう。

能力の高いコンサルタントになることは誰でもできますが、依頼の来るコンサルタントになるにはまた別の努力が必要です。これがあまり表だって見えないために、看板を上げればできるのではという錯覚に陥るのでしょう。

今の事業の次の展開としてコンサルタント事業もやってみたいというのはわかりますが、仕事が依頼されるような状態にするには、どうすれば良いのか考え直す必要があると思います。

それに現在、腕の良いコンサルタントの方は営業なんてされておられません。自然に仕事が入っている状態です。仕事を選びながら、良い仕事をされています。

それもこれも今までの苦労があったからです。
明日からすぐできそうですが、本物でないと化けの皮が剥がれます。

10年、20年と苦労を重ねた結果、成功されているのだと思います。
苦労、苦労と言うとネガティブかもしれませんが、その苦労の量だけ成功に近づけけるのですから・・・

どうやって成功されたのですか?ではなく、今までどんな苦労をされてきましたか?とお聞きした方が参考になると思います。

能力はあっても依頼が来ないと仕事になりません。
隣の芝生は青く見えますが、今まで手入れをして肥料を巻いていたからです。
もし志望されるのなら、10年後、20年後に成功される夢と目標を立てられた方が良いのではと思います。