昔は、全社員に名刺を持たせるのが理想とされていました。名刺を持たせることで意識が高まると言われていました。

実際に名刺を使わない方でも入社時に名刺をいただければ帰属意識は高まるでしょう。しかし、中小企業の場合、コスト面のことも考えないといけません。ほとんどの企業が、名刺交換する機会のある人にしか渡していません。でもそれが普通だと思います。

今の時代、名刺を持たせたからと言って意識が変わるとも思えないのですが・・・

逆に名札は絶対に必要です。全社員に着用を義務付けないといけません。着用せずに仕事をするということだけは注意して下さい。たかが名札くらいと思うかもしれませんが、それがマナー教育の第一歩です。

レベルの高くない従業員を育てるためには、まず名札の着用を義務付け、教え続けることです。そのことで会社とは何か、店とは何かと言うことを教え込むことです。

名札や名刺でなくても良いです。会社とは何か、愛社精神を高め、自分の会社なんだという気持ちを持ってもらうことです。

他人事のようになっていませんか?
やってもやらなくても別に関係ないという雰囲気はないですか?
会社の事に興味のない方はいませんか?

業績が悪くなってくると、何としてでもやるぞぉという人よりも離れて行く人が多くなってきます。

そのままほおっておくと、取り返しがつかなくなります。離れた心を元に戻すのはたいへんなことです。

やはり何らかの形で意識を変える工夫が必要なようです。
それとマナーが崩れないように日々、上長の方が厳しく指導することです。

名札が付いている人や付いていない人がいる会社を見ると、将来が不安になってきます。

何事も徹底を図ることが基本です。名札の着用一つ出来ていないのなら、徹底化は難しいのでは?

従業員数が多くなったから着用率が低くなるということはないです。大手企業や上場企業ほど出来ています。従業員数が多くなったからというのは言い訳に過ぎません。

もう一度、名札や名刺のあり方を考え直されてはいかがでしょうか?