昔良かった時を知っている社員の方から出るのは愚痴が多いです。昔話がついつい多くなります。しかし、将来が見えるような形にデザインし直さないと若い人たちに未来がないとおっしゃいます。少しでも昔の良き時代に近づけることはできないものかといつも思っておられます。

一方、赤字続きの中で入社した社員の方は、会社に未来を期待したのではなく、今食べていくために入社された方が多いように思います。大きな夢ではなく、かなり現実的です。

でもこのままでは結婚ができない、家が持てない、車が買えないと悩んでおられるのも事実です。何とかその夢をかなえてあげたいです。

そのためには幹部の方々の姿勢や言動を見直す必要があると思うのです。まず、過去の話を絶対に持ち出さない。その話をしたからと言って、何も新しいものは生まれてこないからです。

昔のことは自分の胸にしまっておいてほしいです。大事なのは未来をデザインすることです。利益の出る会社にすることです。幸せのあり方は時代とともに変化しているかもしれませんが、会社が利益を出さないといけないということは同じはずです。

利益が出るとどうなるのか、今の若い人たちに体験して欲しいです。そのためのプロセスも体で覚えて欲しいです。生半可なことでは企業で利益を出すというのは難しいです。マーケットが縮小している中では尚更です。

何としてでも利益を出すのという意識統一が必要です。それに昔とは時代が違います。売上を上げると利益が出るという訳ではないです。経費を詰めて、利益のねん出の仕方も教えないといけません。

またそのような現状の中で、次のビジネスモデルを構築していく必要もあります。

赤字状態で勤務し続けているとどうしても言動が否定的になります。言い訳や愚痴は今までにもうたくさん言ってきたはず。

ギャップを埋めるには、プラスの言動しかないです。心に誓って下さい。
大命題は、赤字からの脱出!

幹部社員の意識で会社は大きく変わるように思います。