販促技術を磨き込み、力を入れるとどこまで業績が回復するか、あるいは向上するか?

業績がやや下がったくらいの時はまだマーケティング技術の向上で十分補えると思います。しかし、少々の収益改善では、根本的な解決策にならない場合もあります。自社の置かれている状況を認識する必要があると思います。

業績が芳しくなくなると、営業に力を入れたり、特にマーケティング技術の向上を図ろうとされます。間違いではないですが、業績悪化の度合いをまず分析することです。

大きな負債を抱えていると少々利益が出たくらいでは、追いつかないでしょう。営業が弱かったから業績が悪化したのではなく、ビジネスモデル自体どこか不備があったと考えるべきです。

マーケティング技術については、皆楽しくてどんどんハマっていきます。しかし、マーケティングと経営は別物です。それをごっちゃにして考えないことです。

だからマーケティング技術向上で解決できる範囲は自ずと限定化されてきます。そのことを認識の上で実行されることをおすすめします。

経営の問題とマーケティングの問題を取り違えないことです。少しでも業績が悪くなるとマーケティングに目を向ける癖が付いていませんか?大事なのはもっと大きな目で見ることです。

付け焼刃的な対処療法では、また同じ局面が必ず来ます。100年に一度の大不況というのは、経営そのもののあり方を問われているのだとも思います。思い切って大きく舵を切ることも必要かもしれません。

過去の延長線上に未来はないです。
それもマーケティング手法やノウハウのことではないです。経営のあり方、ビジネスモデル自体の変化が要求されているということです。

マーケティング技術の向上は常に図らないといけませんが、その先にあるものを見据えて取り組まれてはと思います。

新しいマーケティング手法に目が行くのはわかります。同様に会社をデザインし直すことも必ずお考えになって下さい。