上司と一緒に行ってすることとは? 
しゃべれ!と言われるまで黙っていること
生兵法はけがの元。じっと我慢できた人が勝ち。

求められていないのに、お客様の前でペラペラ話していると、墓穴を掘る可能性があります。一人前になるまでは我慢。それが賢い生き方だと思います。

あるいは、自分一人で行った時に、力を発揮すれば良いこと。

私も経験があります。上司に連れて行ってもらった時は、一切しゃべりません。「武内さんだったら、どう思う?」と意見を求められた時だけ少し話していました。

頼りになり、お客様から信頼されている上司の横で話すのは楽です。いつしか自分が信頼されているのではと錯覚を起こすくらいです。しかし、お客様はその人が今回は勉強で来ている人だなぁということはおわかりです。

背伸びしてもしようがないです。力相応に生きて行くのが良いと思います。
自分を高く評価してもらおうと頑張っている姿勢は痛いほどわかりますが、それがアダになることだってあります。

連れて行かれる上司の方もあらかじめ打ち合わせしておいた方が安全かもしれません。若手の方の今回連れて行く意味と役割をしっかりと伝えることです。脱線したり暴走しないように予防線を張っておいた方が良いでしょう。

結局後始末をするのは、その上司の方になります。上司の方は、自分の後始末以上に会社に迷惑がかかるようなことがないかそれが一番心配のはずです。

上司の前で得意げに話す人ほど要注意です。上司の方は、過去の経験からご存知のはずです。若手の方も自分が上司の立場に立つとわかると思います。

連れてもらっている時は、勉強のために連れてもらっているのだということを認識すること。そこから殻を破って自分のものにするかしないかは自分次第。立場、役割を知って初めて自分の能力が開花します。

お客様の前で黙ってメモを取る勇気がありますでしょうか?
意見を求められるまで絶対に自分から話さないこと。
これができた人が、一人前になるような気がします。

プロの仕事のあり方を知った人が次のステップへ。
焦らないこと、必ずチャンスは来ます。そのチャンスが来るまでは、じっと我慢。我慢した数だけ、良い成果が出るのではと思います。

自分の立ち位置を知った上で仕事をすること。仕事の中身ではなく、立ち位置。
これが社会人として一番大切なことのように思います。