地域一番店の動向が地域の業界動向に変化をもたらせます。

特別何か悪いことをした訳ではないのに、自社だけ数字が悪い。
外部環境もそんなに大きく変化はしていないはず。
不振の原因がわからないということがよくあります。

分析してもなかなか根本原因の見つからない場合があるのです。

こういった場合、一つ確認させていただくことがあります。
競合他社さんの中で地域一番店の動向はどうですか?と・・・

周りが悪いのに、一番店だけは好調、あるいは数字を伸ばしていることがあります。不振の原因は、一番店が力を入れて数字を伸ばしたという要因です。

マーケットは同じです。同じパイの中での取り合いになっていますから、一番店が伸びれば、その分、周りは影響を受けます。それに一番店の売上の比重は大きいです。2番店以下への影響は、厳しさを増します。

どの業界でもマーケットが伸びているところは少なく、皆成熟期を迎えています。だから一番店がくしゃみをすると、それに比例して2番店以下が苦戦するという構図になっています。

逆に一番店が苦戦しだすと、その分、2番店は勢い付きます。

ということは絶えず地域一番店の動向や施策を調査しておかないといけません。

景気が悪くなればなるほど、一番店に集中します。
その一番店が何か手を打ってくるとなると、二番店以下はますます苦戦します。

一番店の出来ないことや不得手なことを見つけて、そこから攻めないといけません。

自分のところだけなぜ悪いのかなぁ?
ではなく、一番店がくしゃみをしたので、周りの企業がすべて少しずつシェアを奪われたのです。

そのことに気付いて下さい。
今からすぐにやるべきことは、地域一番店の徹底調査です。
そこに、自社の不振原因が見つかるはずです。

地域一番店を完全マークして下さい。