不採算部門の閉鎖よりも会社と一体化出来ない人の閉鎖の方が効果有り?

赤字店舗よりももっと厄介なことがあります。
何かと言いますと、この会社と一体化出来ない人のことです。そのような方が会社を仕切ってしまうと良からぬ方向へと行ってしまいます。

例えば、お客様を最優先して事業を行うのが普通ですが、だんだんそうならなくなります。自分たちの都合を優先するようになります。お客様よりも自分を大切にし出します。

もうそうなるとストップはかけづらいです。

店を赤字だから閉めるというのは理にかなっていますし、できないことはないです。ところが、人の問題で店を閉めなくてはならなくなるのは悲しいです。

現実的にはこのような問題を抱えておられる企業様も多いのではないでしょうか?

単なる赤字なら皆で頑張れば済む事。しかし、頑張ろうにも同じ方向を向いていない人がいるとなると良い結果が出ません。

再スタートを切るなら、人の面での整理をまず行わないといけません。お金以上に痛みの伴うものです。

本当に企業や店は人次第です。任せた店長の力量で売上は変わってきます。
良い人が集まらず、店を閉めなくてはならないのは悔しいです。だからこそ、常日頃から人探しが必要です。

募集広告を打って待っていても人は来ません。良い人はもっと来ません。社長が出歩き、外でスカウトしてくらいでない難しいと思います。

紹介なども待っているだけです。どんなに信頼のおける方であってもそんなに紹介案件はないはず。

人で苦労されている方ほど、社内で動かない方が多いです。自分から探しにいかないと後あと苦労されます。

1回経験したから大丈夫かというとそうではないです。そういう方ほど、また同じことが現場で起きてしまいます。

それは、悪しき体質が残っているからです。
極論を言えば、トップが行動や姿勢を変えない限りいつまで経っても同じことが繰り返されるということです。

皆さんおっしゃいます。
「人で苦労しない会社を作りたい!」
そうなんです。大きく売上を伸ばし悠々自適で暮らしたいなんて人はあまり会ったことがないです。
すべてはこの言葉に凝縮されていると思います。

事業は人づくり、人との出会いの場です。
どう人間形成する職場を作って行くのか、経営者として一番問われることだと思います。

やっぱり苦労というのはお金ではなく、人なんですね。