窮境の原因は、売上の低迷だけが原因ではないような気がします。
売上が低迷するには、それなりの理由があるのでしょうが、経営方針の欠如が大きな原因のような気がします。

経営方針が欠如している現場では、従業員は徐々に不安になっていきます。

従業員が不安になると、好結果を生むことはないです。
逆に安心感を持てるような経営環境を作っていかないといけません。

今悪くても方針やビジョンがあれば、未来に希望が持てます。
従業員の方は今の業績よりも未来が見える、安定した生活を欲しています。

従業員の方が不安になったり落ち着いて仕事ができないというようなことがないように方針をしっかりと示すべきです。

だからどこから改善・改革を行うのがベターであるかと言いますと、経営方針やビジョンなどの骨格を明らかにすることからです。経営がデザインできていないのに従業員の方は安心して仕事ができません。

必ず、最低年1回は経営方針発表会をするべきです。
会社の方向性と考えを示すことからスタートしないと、良い結果は生まれないでしょう。

また、従業員の方の面談ヒアリングをさせていただきますと、給与や売上数値以上にこの経営方針をはっきりさせてほしいという意見が多数を占めます。

会社は期待されているのです。従業員の方々に・・・
トップが明確な指針を示さないと、業績は落ちる一方です。

業績不振の原因は小手先の技術やスキル不足ではなく、経営方針の欠如が大きな要因のような気がします。苦戦されているところほど、この経営方針が欠落しています。

なかなか先を見通すことができないというのもわかりますが、全くなしでは経営になりません。

勇気を持って、まず経営方針を作ってみてはいかがでしょうか?
一本筋が通ってきます。

従業員の方々の期待に応えて下さい。
従業員の方々に対して、生活の安定感に不安を感じさせないことが、一番の良薬のような気がします。