宴会メニューを作る時に、価格が上がれば上がるほど品数が増える構成になっていませんでしょうか?

例えば、3500円と7000円のコース料理。
7000円のコースは、3500円コースの2倍の品数になっていませんか?

価格に見合ったものを提供するなら、素材そのものや調理方法を変えたものを出さないと魅力のないものになります。

それにおそらくメインは外さないはずですから、加えて行かれるメニューは、付属品のようになってしまっていませんでしょうか?付属品がいくら増えたからといって、それではお客様は納得されません。

コースごとの特徴を明確にすることです。
この特徴がないのなら、コースの数がやたら多いのは問題です。

良いものを作る、ご提供するということを大事にするのであれば、数字合わせのコースは作らない方が良いでしょう。


同様に、高級食材をすべてのコースの中に入れると価値が薄れます。
いくらのコースからは使用するのかルールが必要です。

メニュー作りにもルールを適用しないと、魅力ないものが並んでしまいます。

お客様の顔が見えて作っているかどうか、お客様から見るとすぐわかります。

時代的にも数や量よりも質が求められています。
原価率も大事ですが、なぜそのメニューなのか、理由や方針、コンセプトなどが裏打ちされていますでしょうか?

一つ一つのメニューに意味を持たせて下さい。
流されないこと。
常に考えて作ること。

作業で終わらせず、仕事をして下さい。

おしいものづくりが飲食業の基本です。