よくこのような話が出てきます。
「うちの厨房は狭い。それに形も良くない。だから不便だ!」
不満たらたらです。

わからない訳でもないです。
しかし、完璧な状態の厨房ってあるのでしょうか?
家でも3回は立て直しなさいと理想のものに近付かないと言います。

厨房の形が理想的なものになれば売上は上がるのでしょうか?

またこんな話も出てきます。
「うちの駐輪場は、従業員、お客様の数を想定して作っていないので狭い。だからいつもぐちゃぐちゃになっている。」
狭いことが理由になっているようです。

しかし、この件も十分な広さになれば綺麗にみんな止めてくれるのでしょうか?

まず厨房の形で商売をする訳ではないです。理想を追いかけるなら自分で独立されて店を出すしかないです。限られた状況の中で最高のものを出すことを考えないと、自分の思うように世界が動く訳ないです。

駐輪場のことも広くなればみんな綺麗に止めてくれるということはないでしょう。今以上に、乱れるかもしれません。従業員一人一人の心の持ちようで変わってくると思います。

現場からの愚痴をそのまま聞いていると商売になりません。だから教育が必要になってきます。ひとつひとつ現場で教え込まないといけません。

世の中のせいにしたり、環境の悪さのせいにするのは良くないです。与えられた状況の中で、最善を尽くすことが大事です。

ほおっておくと現場からどんどん愚痴が出てきます。出来ない理由を探し始めます。

管理職の立場の方が、会社の立場としてどうあるべきなのかを教えないといけません。

正直、業績を上げ続けることは外部環境や業界動向もあり難しいです。
しかし、良い会社にすることは誰でも、どんな規模の会社でもできます。

管理職の方が、現場にどう伝えているか?
それが良い会社を作るためのコツです。