新規取引業者の方をどのように選別されていますか?

いきなり向こうから電話がかかって来て、そこから商談というのが多いと思います。自分たちの得意な分野の方だったら話を聞けば済みます。しかし、そうではない方の話を聞いても判断できかねることがあります。

私は、極力自分から足を運んで会うようにしています。
そうしないとどうも納得がいかないからです。メールなどもあり便利になって、企画書などを送ってくれますが、それでは安心できません。

企画書など素晴らしいものは誰でも作れます。その企業を信じて良いかどうかは自分の目で確かめたいです。だから時間と経費をかけても自分から訪問するようにしています。

訪問させていただくと事務所の雰囲気や従業員の方々の動きなどが良く見えます。どんな所作をしているか見ることができます。

後は直感です。

古いタイプの人間かもしれませんが、会ってみないと信用ができない、行ってみないと信用ができません。

通信インフラが整備されて便利になったとは言え、逆に不安は募る一方です。どんなに遠くても経費がかかっても変わらないでしょう。

向こうから来ていただいてもダメなんです。
自分の足で訪問したいんです。そうしないと、本当の企業の姿が見えてきません。

無駄かもしれませんが、入り口が一番大事です。大事にしたいです。
物やサービスを買う側の姿勢も大事だと思います。どういう方とお付き合いをされるかで企業は変わってきます。

取引業者の質で経営は大きく変わります。業績の良い企業ほど、取引業者の質が高いのが特徴です。

それと効率的で効果的なのが、経営コンサルタントを上手にフィルター代わりに使うことです。経営コンサルタントの肩書きの名刺を持って行くと、向こうは警戒をするか、あるいは逆に自信を持って提案をしてきます。その時の所作で何となくわかるものです。

どんな会社か調べるよりも経営コンサルタントにまず会わせる方がわかりやすいです。そこで一旦、フィルターにかけておくと後は楽です。

「当社の経営コンサルタントの○○さんに一度、お話していただけませんか?」とふってみて下さい。

先方がどのような対応をされるか?それからでも取引は間に合うと思います。
是非、経営コンサルタントをフィルター代わりに使って下さい。