マンションはちゃんと修繕計画を立てて、定期的
 に大規模な修繕が必要だ。

  そのためには計画的に修繕積立金の積み立て
 が不可欠だ。いざ修繕が必要なときにあわてて修
 繕積立金を積み立てようとしても、その意見がすぐ
 にまとまることは困難だ。

  そこで、専門家である建築士の診断を受けて、
 その計画をあらかじめ立てておく必要がある。どう
 いう工事が必要か、費用はどれぐらいかかるかな
 どを把握しておかなければならない。

  すでに、修繕積立金を積み立てているマンション
 においても、いざ、修繕の時期が到来したときに、
 どのような修繕が必要かは、管理会社に任せる
 のではなく、管理組合が主体となって修繕を進め
 なければならない。 この場合にも、専門家であ
 る建築士等に依頼して、工事設計をしてもらうべ
 きである。

  建築士等の専門家の診断を受けて工事の設計
 をすれば、それなりの費用はかかる。しかし、マン
 ションの修繕を適切にし、長持ちをさせるためには、
 その費用を惜しむべきではない。その費用を惜し
 んだためにずさんな工事によってマンションの劣
 化がさらに進むということもある。また、工事のや
 り直しをする必要が生じる。結局は何倍もの費用
 を要する結果になることもある。

  専門家の厳正なチェックの下に修繕工事を適正
 にすれば、マンションの寿命はかなり長くなると言
 われている。

  修繕の時期が来て、修繕積立金も貯まったから
 と管理会社に言われ、漫然と工事を委ねていませ
 んか。

  専門家に診断してもらい、工事監理をしてもらっ
 て修繕をすることは、費用はかかるが、これは必
 要経費であり、惜しむものではない。

 ※エースマンション管理士ホームページhttp://acemansyonkanri.law.officelive.com/