先日、運転代行のドライバーさんから、
 
『社長は人をバカか賢いかで判断してはるんじゃないですか』
 
『それは絶対に間違っていると思います』
 
『良い人間か、そうでないかで判断しなければ会社は成り立たない』
 
とこのような意見がでました。
 
 
僕自身は、人に対してバカや賢いかというレッテルを貼っている訳じゃ
ありません。レッテルではなく、現在におけるタグを付けているのです。
そもそも、会社は、良い人を採用するところではありません。
会社は、その人の能力を雇用しているのだと思うのです。
支払うお給料以上に価値を生みだしてもらわなければならないのです。
 
 
いくら良い人であっても仕事における能力の無い人は無力ですし、
反対にいくら能力があったとしても人間的に逸脱していれば、
組織にとって不誠実を生みだしかねない不良分子以外の
何ものでもありません。
 
 
彼の言う、良い人というキーワードは大切なことかも知れませんが、
それだけでは、会社や組織にとって大きなメリットではありません。
人財とは会社にとって財を生みだす人のことですし、僕自身は常に、
その人のことが好きか嫌いかを超えた役割を演じきらなければならないと
考えています。
 
 
人を雇用し、教育する場合は、その人を定量的に観察する必要があります。
その人がとった行動や成果を正しく判断しなければならないのです。
ともすれば、社内の処世術に優れている人は、良い人と言われ、
仕事ができる人と錯覚される場合があります。
 
 
特に人の評価に於いては他人の意見と事実はまったく違いますし、
事実と真実にも大きな違いがあると思います。
僕は常にその人の言った言葉と行動をしっかりと観ています。
整合すればOKですし、しなければ要注意というところですね。