僕は、リーダーシップを専門にしているコンサルタントです。
ハーバードの論文から、リーダーシップの研究をしているが、
外国の論理がそのまま、日本で使えるかは疑問である。


そもそも、組織文化の相違が顕著である為に、そのまま外国の
リーダーシップを移植することは、適切ではない。


そもまま、外国のリーダーシップを移植してしまうと、
拒絶反応を起こしてしまい、返って副作用に悩まされることとなる。


リーダーシップは一時的なテクニックではないので、効果も遅いが、
しかし、少しずつ確実に組織のなんたるかが形づくられる。



一度、出来あがってしまえば、すべては、組織の正文律・不文律が
形成され、組織の思考・行動に具現化されるシステムとして機能する。
それゆえに、企業や組織の理念との整合が必要不可欠になってくる。



すべての組織に適応する普遍的なリーダーシップは難しく、
過去における組織の歴史を鑑みて、組織のデザインは慎重に考えるべきだと思う。
それぞれの業種・業態における仕事上の性格が違うので一元論で語るのは、
若干の無理があるように思っています。



リーダーシップの目的は、組織の中に多様な視点と、
それらにも基づく、発想、発想が生み出す創造を量産できるフォーラム(場)を
演出することである。


フォーラム(場)がなければ、フォルム(形)を継続的に創られることはない。
そういった意味に於いては、行動がより良く推進できる場、
観察できる場を創ることは共通したリーダーシップの目的であるだろう。



また、リーダーシップにおいて、組織の中に一定の規律や粘り強さ、
などを醸成する為に、リーダーには献身的な態度が望まれる。



成功している組織には必ず有能なリーダーの存在がある。
彼らは、成功する為の人的なアルゴリズムとして機能している。
嬉しい事に人的アルゴリズムは学ぶことによって創り上げることだ出来る。


特に、昨今のような変化の激しい時代に於いては、昨日の成功要因が、
今日の失敗要因になるので、有能なリーダーの存在無くして、企業の
継続的な成長は難しいと思っているのです。