最近は、もっぱらソフトなリーダーシップがもてはやされていますが、
人を動かすということは、即ち、相手の心を動かすということです。


そうすると、叱って動かすよりも、褒めて動かす方が良い。
これに異論を唱える人は少ないと思うが、しかし、少し、
視点を変えて見てみると、ソフトなリーダーシップ論は、
あくまで、自分が部下だったならというところに軸足がある。


自らがリーダーであれば、業績の改善や組織変革の責任が
ある立場であれば、果たしてソフトだけで良いのだろうか?


『どのように思われますか』

『もうひとつの質問は、組織としてもっとも継続しているのは』

ローマのカトリック教会です。

『じゃあ、何故、そんなにも長く継続できるのか』

それは、すべての行動規範である聖書の存在があるからです。


そうすると、組織が継続する為には、規律や統制がとれていなければ、
組織は組織として機能しない状態になってしまいませんか?


また、統制がとれていない組織に、一定の方向へ戦力が集中することなく、
スピード感もでない組織になってしまいます。
こうなれば、それは組織ではなく、烏合の衆ですよね!
ソフトなリーダーシップだけでは、組織は機能不全を起こしてしまうのです。