再生初年度で判断するのは難しいと思います。初年度は膿を出しただけで、それから先は自助努力で回復させていかなくてはなりません。

また現在ではV字回復ではなくL字回復だとよく言われます。過去の良かった時にすぐ戻ることはないです。ピークの時の数字を夢見ても現実的には難しいでしょう。

それに初年度だけ良くてもその後どうなるかは未知数です。だから、再生局面の事業については3年後の数字で判断されることが多いです。

3年間続けて利益を出し続ける。売上を伸ばし続けるかどうかで再生できたかどうかが見えてくると思います。

ただし言葉で言うのは簡単ですが、売上を伸ばし続けたり、利益を出し続けるというのは非常に難しい問題です。固定費をある程度カットした後は、事業そのものの見直しを図らないといけません。今だけでなく今後も生き残って行けるビジネスモデルに再構築する必要性があります。

ほんの少しの微増でも良いので伸ばし続けることができるかどうかが鍵です。金融機関からのモニタリングが終わると息切れして元の状態に戻るというのが一番心配です。このことが起こりうるためにV字回復が難しいとも言われます。

業界動向の悪化で業績不振に陥ったのならビジネスモデルを大きく変えないといけません。逆に業界動向の悪化よりも経営体質に問題があった場合は、非常に注意が必要です。体質は抜本的に改革を行わない限り、徐々にまた元に戻って行くからです。

3年周期で再生局面がやって来るというようなことが起こらないための施策が必要です。絶対に過去に起こった厳しい局面を迎えないための一手が大事です。

何とかなるのではと問題を先送りしていると、さらに悪化します。回復が見えなくなります。

そのため綺麗なV字回復というのは、非常に稀だとも言われています。過去にこだわらず、新しく生まれ変わることが理想だと思います。

再生は、3年後の経営指標で成否が決まってくるようです。安心せずにコツコツと大胆に事業運営する必要がありそうです。

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