来年の目標もう決めていますか?
個人であれば、やりたいこと、取り組んでみたいことの目標設定をまず先に行うと思います。

しかし、経営ではどうでしょうか?特に、業績が思うように行っていない場合、やることよりも止めることを決断することが大事ではと思います。

何かをして成功したことよりも失敗したこと、思うように行かなかったことの方が多くないですか?やりたいことがたくさんあるのも良いですが、決断できずにそのままにしているものないですか?

実は、業績を悪化させている、傷口を大きくしている原因の一つが、成果が出ていないものをそのまま継続しているということがよくあります。

何か新しいことに着手することも大事ですが、今まで見直しを図ってこなかったものの大掃除をされませんでしょうか?

コンサルタントの仕事でもこのような内容が多くなっています。社内で判断できない、判断しづらいため、外部の方の客観的な指摘があったということで踏ん切りを付けられます。

一つ一つの事業の見直しが必要です。残すものの基準作りも大切です。手を広げ過ぎた事業については、いつか大掃除が必要になってきます。

特に経営者の方や管理職の方の視点では、止めること、整えることが大事です。やりっぱなし、任せっ切りのものをもう一度再整備されてはと思います。

もし実際にやろうと思えば、期末に一斉に何のアナウンスもなくバッサリということはできません。数ヶ月前から準備が必要です。それと大事なのはプロセスです。現場の意見も必ず聞いてあげて、その上で決断されるのが良いと思います。

机の周りの大掃除以上に、事業の大掃除が大事です。それを行う会議を年末や期末に開催する風習があっても良いのではと思います。

経営者の方はどうしてもやりたいことが先行します。誰かがブレーキをかけて見直しを図らないと、社長案件ほど危ないです。

社長自らが、音頭を取らないと事業の大掃除は始まらないと思います。

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