昔と状況が変わってきているように思います。単純に売上高が伸びたからと言って喜んでおれません。売上は景気や業界動向によって大きく左右される時代です。

売上高以上に、事業を整えることが大事になっているような気がします。赤字事業は即撤退が妥当です。いろんな付き合い関係や歴史から止めることができないというのもわかりますが、景気や業績が右肩上がりなら良いですが、すべての市場において縮小すると予想されている中ではやはり危険です。

どのラインの数字を切れば撤退するのか、その基準も明確にしておくことが大切だと思います。ダラダラと決断できずに継続することが一番良くないです。

私がコンサルティングさせていただく場合、まず部門別損益を出していただき、赤字部門は撤退できないかどうかの検討を始めます。

なぜかと言いますと、撤退を決断できない経営者の方は、すべてにおいて決断が鈍ります。

経営者の決断とは、以下の決断です。
決断-1 中途半端に継続されているもの
決断-2 決断を先延ばしにしてきたもの
決断-3 今決断しなければならないもの 
これらについての決断ができるかどうかです。

何とか今の体制のままで行きたいという願いは、どの経営者の方も同じですが、数値分析データからは継続は無理と判断された場合、どうするかです。

病と同じで早めの処置が大切です。今赤字でも1~3年後に黒字化が見込めるなら良いですが、それも無理なら撤退です。

伸びている企業、業績好調な企業ほどこの撤退スピードが速いです。経営者の速い決断が会社を守る結果となっています。

それはおそらくいろんな失敗をされてきているため、早めに決断しないと会社が持たないと認識されているからだと思います。

経営者の決断で会社は決まります。
鈍らないように、遅れないようして下さい。
即断即決があなたの会社を守ります。

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