昔に比べて会社が好きという人が少なくなったように思います。生活と言えば、会社がすべてという感じの方も多かったと思います。20代・30代の働き盛りの時は、会社に寝泊まりしながら兎に角仕事という方もおられたのではないでしょうか?

ところが最近、どの企業様へ訪問させていただいても会社が好きという方が少なくなった感じがします。言葉に出して言う方も少ないです。

会社に対する思いが薄れて来ると、会社の業績も低迷します。やはり吸引力は必要です。では、なぜ愛社精神がなくなってきたのでしょうか?

一つはトップとの会話が少なくなってきたことが挙げられると思います。事務所をうろつき、デスクの横で声をかけながら回るという風景が昔はよく見られました。社長から社員に近づき、話をしたり、話を聞いたりしていたはずです。今はどうでしょうか?

もう一つは、業績が悪く、頑張っても給与に反映しなくなっていることも挙げられます。会社としても何とかたくさん持って帰って欲しいと思っていますが、なかなか打開策が見えていない感じです。

3つ目は、会社の方向性や方針が見えない、理解できないことにあるようです。会社が明確な方針や方向性が出せないため、従業員が不安になり心が揺れている感じです。もう一つ、腰を据えて仕事ができていない状況です。

そういったことが原因で、会社に対する愛が薄れてきます。業績を回復させるには、愛社精神を高めて行かないと継続して業績を上げることが難しくなります。

やはり中小企業では、トップとの会話に尽きると思います。トップが従業員とどれだけ会話をしたかによって、愛社精神は変わって来ると思います。

面倒くさいとか、時間がないと言わずに、会話をする時間を取って欲しいです。面談・ヒアリングと言った固いものではなく、ほんの数分の会話です。そこから会社を理解し、トップを理解するようになります。

不平や不満も出てくるでしょう。それを言えずにお腹に持っている方もおられます。上手に息抜きをさせてあげて下さい。

売上以上に気になるのが、愛社精神。
これがなくなると、会社の業績は間違いなく下り坂になります。

トップの姿勢一つで変わってきるような気がします。

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